以前、喘息が悪化して入院していた時に痰が詰まって窒息状態になった時の話をします。
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痰が詰まる前日に気管カニューレをカフなしからカフ付きに変更していたんですね。
カフなし3.5⇒カフ付き3.0に。
カフが付いている分、気切孔に入りにくくワンサイズ小さい3.0にしたみたいです。
カフとはカニューレの先端付近にある風船のことです。その風船を膨らませることでカニューレと気管に隙間がなくなり唾液の垂れ込みを減らせます。同時に空気の漏れも減るので声が出しにくくなります。
面会に行ったときにすでにカフ付きになっていたので、突然すぎて驚きました。
ちゃまくんの声が聞こえない…。
今の不調が唾液の垂れ込みによるものかもしれないとのことでカフ付きにしたみたいなんですよね。
少しでもちゃまくんの状態を良くするためにしたことだったので仕方ないんです。
仕方ないんですけど、カフ付きにする前に一言ほしかったんです。
心の準備をしたかったんです。
それくらいって思われるかもしれないんですけど、私にとっては結構大きいことで結構ショックでした。
今のちゃまくんにとって声を出すことは意思表示の手段の一つだったので…。
カフ付きになって声が出ない息子を見て、一人涙を流してしまいました。
その後、先生が来て改めてカフ付きに変更したという説明を受けました。
声が出ないので寂しいですと精一杯の抵抗?をしたら「カフ付きでも声出す子もいるんですよ」と教えてくれました。
それを聞いて少し気持ちが落ち着き、ちゃまくんならきっと声出すわ!って思いました。
そして、やっぱりちゃまくんはすごいんです!!!
帰り際、声出したんです!!!
以前に比べると小さくか弱い声でしたが、「ふぇ」って。
もう本当にこの子は…(´;ω;`)
そして、その日違和感があったんですよね。
昨日までこんなに痰多かったっけ…?と。
ま、でも看護師さんたちが把握していないわけないだろうし大丈夫か。
そう思って帰宅してしまったんです…
翌朝、病院からの着信に胸がゾワッとなりました。
先生から「ちゃまくん、具合が悪くなってしまいました」と。
要約すると痰詰まりでサチュレーションが最大9%まで低下し、すぐにバギングしたので今は落ち着いているが、これから検査をします。お母さん来れますか?とのことでした。
今すぐ行きますと電話を切りました。
耳鼻科の先生が、カフ付きのカニューレだと細いものしか入らなかったから3.0を入れたけど細いから痰が詰まってしまったんだと思うと。
なのですぐにカフなしに戻したと。今回はカフなし4.0を入れたと。
以前の3.5より少し太い分、気管との隙間が小さく唾液の垂れ込みを少しは抑えられるのではとのことでした。
検査結果肺炎が見つかり、肺炎の治療が始まったこともあり、痰が詰まることもなく以前より呼吸も楽そうになりました。
今回の出来事でカニューレ一つでこんなにも大事になるんだということを実感しました。
そして痰が固くなることの怖さを改めて実感したので、これからもしっかりケアしていこうと思います。
そして、少しでも感じた違和感は放っておかずに、「このお母さん細かすぎる」と思われてもいいのでしつこいくらいに周りに伝えようと思いました。
ちゃまくんが少しも苦しい思いをしないように私が守る!
そう誓いました。