脳性麻痺のちゃまくん

出産時の低酸素により重度の脳性麻痺と診断された息子 “ちゃまくん” について綴っています。

うつ伏せ頑張るちゃまくん

ちゃまくん毎日うつ伏せ頑張っています。

 

理学療法士さんに本人が嫌がっていなくて、サチュレーションも心拍数も問題なければ回数制限なくうつ伏せしていいと言われたので、ちゃまくんは1時間/回のうつ伏せを2~3回/日やるようにしています。

 

うつ伏せにしている間はずっとそばで様子を見ているのでなかなか長時間はできませんが、できるだけやるようにしています。

 

重症心身障害児者にとってうつ伏せの姿勢はメリットが多いんですよね。

 

  • 舌根の沈下や、唾液や痰が気道にたまることを防ぐことができる
  • 誤嚥物が肺下葉(肺の後ろ側)にたまるのを防ぐことができる
  • 背中の胸郭、肺が広がりやすくなる
  • 胃食道逆流が起きにくい etc

 

ちゃまくんのように自分で寝返りができず寝たきりの子は、仰臥位(仰向け)でいることが多く分泌物や誤嚥した物が肺下葉にたまりやすく慢性的な病変を生じやすいと言われています。

 

うつ伏せにすることで慢性的な病変の悪化による感染(誤嚥性肺炎など)を防ぐことができます。

 

適切な腹臥位(うつ伏せ)は命を守る姿勢

 

と記載されている文献もありました。

 

と言っても最初はなかなかうまくうつ伏せの姿勢にさせることができず、たまにしかさせていませんでした。

 

ちゃまくんは腕も肩も拘縮しているので肘はうまく曲げられず、肩も回りません。そのためうつ伏せにした時の腕の位置が難しかったのです。

 

しかし、今回喘息入院中に理学療法士さんにうつ伏せの姿勢の取り方を教えてもらい自分でもうまくできるようになったので自信を持ってうつ伏せさせることができるようになりました。

 

もっと早く理学療法士さんに相談すればよかったー(>_<)

 

ちゃまくんうつ伏せにするとサチュレーションが100%になることが多いです。背中側の肺が膨らんで?換気量が増えるのかな。たまにうつ伏せにしたまま寝ちゃうこともあります(笑)

 

そんな時はそのままうつ伏せにさせておくんですが、日によっては涙をぼろぼろ流す時もあります。そんな時は早めに切り上げたりもします。

 

うつ伏せの気分じゃない時もありますよね。

 

でも痛いとか苦しいとかじゃなければうつ伏せ頑張らないとだめよと言い聞かせています(笑)

 

30分に一回は頭や身体を浮かせて圧抜きします。赤くなったり褥瘡を予防するためです。

 

そんな感じでちゃまくん毎日うつ伏せ頑張っています。

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後ろ姿…何度見ても愛おしい…♡

 

 

 

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